かっさとは

2500年前から中国で行われてきた民間療法の「刮痧(かっさ)療法」が原点です。「刮（かつ）」は擦るという動作、「痧（さ）」は擦った後に肌表面に現れる赤点のことで、これは毒素を含んだ不要な血液（※瘀血）が血流の滞った部分の肌表面に浮き上がったものです。
※東洋医学では体の一部にとどまって動かない異常血液を瘀血（おけつ）と呼び、多くの病気の原因になると考えられています。

水牛の角や天然石などの専用のかっさ板（プレート）を使って施術し気や経絡詰まりをとることで体の不調を整えます。
適度な刺激で癒着していた筋繊維がゆるんで動きが良くなり、血流も一気に増えるので筋肉に蓄積された乳酸や老廃物も流してくれます。もちろん同時に酸素や栄養をすみずみにとどけるため疲労回復につながります。
かっさ痕が気になる場合は痕が出にくい無痕かっさという道具を使った施術も可能です。

カッピングとは

カッピングは「吸い玉」とも呼ばれ、東洋・西洋を問わず世界中で使われてきた民間療法のひとつです。ガラスやプラスチック等のカップを皮膚に密着させ、陰圧（引く力）を利用して於血（おけつ）というドロドロとした血液の滞りを吸引し、血液循環の改善を図るものです。筋肉にも刺激を与えることで、血液の循環を良くすることができます。
体の表面からカップを使って皮膚や筋肉を吸引するため、施術したところにピンク色から赤、紫の痕が残るのが特徴的です。

盛り上がった皮膚表面近くに炭酸ガス、赤血球、その他の血漿成分が滲み出し、血管や細胞・細胞間の組織が陰圧で膨張して引き上げられます。その後カップを外すと一時的に膨らんだ血管内に血流が戻り以前にも増して血流が盛んになります。
新しい血液の循環は新鮮な酸素と栄養を運び込み、不要な炭酸ガスや老廃物を回収してくれるのです。
当店では主に吸引した状態でスライドさせる手法を用いております。この方法では写真のような丸い痕は残らず、全体に赤みが出る程度になりますが色の濃さはかなり個人差があります。

期待できる効果

• ①血行を良くする
• ②血液をきれいにする
• ③自律神経を正常に調整する
• ④内臓機能の向上
• ⑤免疫力の向上
• ⑥筋繊維の癒着の軽減・筋膜リリース
• ⑦新陳代謝の促進により皮膚の若さを保つ

施術後の反応

• ①だるさ
• ②眠くなる
• ③貧血のようなふらつきを感じる

などの症状を感じる場合がありますが、改善に向かっている反応の1つなので心配はいりません。
お白湯を飲んでゆっくり体を休めてください。
※施術後すぐに体を温めること（サウナ・入浴）はお控えください。
※激しい運動の直後や食後1時間以内は、体調の悪化や消化不良を起こすことがありますのでご注意ください。
※施術後は痕が残ることがありますが、3日間～2週間ほどで消えます。代謝の良い方は早いです。

かっさ・カッピングの禁忌

次のような方はお体に不調をきたすことがある為、施術を控えさせて頂きます。
*出血傾向のある状態（ワーファリン系のお薬の服用中）
*血友病、紫斑病、白血病
*全身性貧血の方
*皮膚に疾患のある方、ケロイド体質の方
*血管や心臓に持病のある方
*外傷や骨折など
*極度に体が疲労している方

かっさもカッピングどちらも、マッサージなど手技だけによる施術には出せない優れたデトックス効果・筋膜リリース効果があります。
当店のデトックス足つぼと かっさ・カッピング はどれも血液をきれいにする効果の高い施術ですので、からだの毒を出したい方にとって最高の組み合わせといえます。